Header Logo
Store Newsletter
Contact
Log In
← Back to all posts

初心忘るべからず Don't Forget the Beginner's Mind

by Iroha Ogawa
Oct 13, 2026
Connect

【火曜:禅】

「初心忘るべからず」という言葉を、日本人は誰でも聞いたことがあるはずです。「物事を最初に始めたときの気持ちを忘れてはいけない」という意味で、一般的に使っています。

この言葉は14世紀から15世紀にかけて活躍した「世阿弥(ぜあみ)」という能楽者の言葉で、能や芸事に関する言葉ですが、禅宗の影響を少なからず受けています。

禅といえば、50年ほど前に英語で書かれた「Zen Mind, Beginner's Mind」(鈴木俊隆著)という本をご存知でしょうか?まさにそこに書かれたBeginner's Mindとは「初心」のことです。

禅、そしてその影響を受けている日本社会では、「何も詳しいことは知らない、初心者の気持ち」を大事にします。どんな専門分野でも、詳しく理解している専門家の方が偉いと思われがちですが、偉くなればなるほど、「初心者の気持ち」を忘れないようにしよう、とするのが本当の偉い人だ、ということになっています。

なぜそうなのか。

話が長くなるので、続きはまた来週にしましょう。

いろは

Tuesday — Zen

“Shoshin wasuru bekarazu.”

Every Japanese person has heard this saying at least once. It means: don’t forget the feeling you had when you first began something. That is how most people use it today.

The words come from Zeami (世阿弥), a Noh theatre master who lived in the fourteenth and fifteenth centuries. He wrote them in the context of Noh and the performing arts, though his thinking was shaped in no small part by Zen.

Speaking of Zen — you may know a book written in English about fifty years ago called Zen Mind, Beginner’s Mind, by Shunryu Suzuki. The “Beginner’s Mind” he describes is precisely this: shoshin (初心).

In Zen, and in Japanese society shaped by it, there is a deep regard for the mind of someone who knows nothing yet — the mind of a true beginner. We tend to assume that the more expert a person becomes, the more authority they carry. But in this tradition, the truly great person is the one who, even at the height of their expertise, never loses that beginner’s openness.

Why is that?

The story is getting long, so I’ll save the rest for next week.

Iroha

【季節】霜降 The First Frost
【水曜:自然・季節】 今週の金曜日、10月23日は二十四節気のうち「霜降(そうこう)」、つまり初めて霜が降りる頃とされています。二十四節気では、これが秋の最後になります。 日本語では、霜が「降りる(おりる)」・「降る(ふる)」という表現をします。 昔は、寒い朝外を見ると地面が真っ白になっていたので、霜も雪や雨と同じように空から降ってくるものと考えられており、そのため霜も「降りる・降る」という言い方をするそうです。 最近の季節は暦より暖かいので、霜が降りるのは真冬にならないと見られませんが、朝晩、肌寒くなってきたのは事実です。昼間との温度差が激しいですね。 風邪をひかないように、皆さまどうぞお気をつけて。 いろは Wednesday — Nature & the Seasons This Friday, the 23rd of October, marks Sōkō (霜降) in t...
【禅】初心とは ZEN: Why Beginner's Mind Matters
【火曜:禅】 先週お話しした「初心忘るべからず」という言葉、覚えていますか?禅では、「初心」を忘れてはいけない。どんなに長く修行していても、初心を持ちつづけていなければいけない。そしてそれが一番難しいことだ、といいます。 なぜ、物事を始めたばかりの時の心を保ち続けなければいけないのか。 禅では、何も知らない時の心は空っぽで、なんでも受け入れられる可能性をもっている、と捉えます。そして、その最初の状態から、人間は満たされており、なんでも受け入れられる優しさをもっている。 しかし色々な知識や経験を経るごとに、色々な欲や自分への執着が出てきて、可能性を締め出し、他の人や異なる物事への寛容さも失ってしまう。 だから、禅では最初の心の状態を取り戻そう、と説いています。 初心者のまだ何も知らない空っぽな心こそ、人として満たされた状態だ、という一見矛盾した考え方が、いかにも禅らしい。そして西洋的な...
The Most Frequently Used Kanji Radical is...
【木曜:書き方】   一番よく使われる漢字の部首は何かご存知ですか? 「常用漢字」という普段よく使われる漢字1945字の中で、一番よく出てくる部首は「氵」(さんずい)だそうです。 「氵」は「水」の省略形で、水に関連する漢字によく使われています。例えば「海」「河」「池」「流れる」「涙」などです。 ちなみに、よく使われる部首ランキングは 氵(さんずい) 人べん、人 手へん 木・木へん 糸・糸へん 言・言べん 口・口へん しんにょう(「進」の左と下の部分) 土・土へん 心 だそうです。これらの漢字と部首を覚えていると、たくさんの漢字が覚えやすくなりますね。 いろは   Thursday — The Art of Writing Do you know which kanji radical appears most often in everyday Japanese? Within ...

Newsletter from Iroha

[Tue] Mindfulness & Zen [Wed] Nature & Seasons [Thu] Japanese Writing
Footer Logo
Privacy Policy 特定商取引法に基づく表記/Legal Notice
© 2026 Kajabi
Powered by Kajabi

Join Our Free Trial

Get started today before this once in a lifetime opportunity expires.